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マメ知識

 

二酸化炭素濃度測定により「教室の換気」を適切に

学校環境衛生の基準では、「教室等の空気環境」の検査項目として、温度、相対湿度に加えて、二酸化炭素などの濃度測定が義務付けられています。また、「換気回数」の検査にも二酸化炭素濃度を用いる方法が示されています。しかしこれまでは、ガス検知管による検査以外に二酸化炭素濃度を測定する方法が無く、日常の教室の換気の目安に二酸化炭素濃度を用いることは難しいのが実情でした。
学校環境衛生の基準では、換気の基準として1500ppm以下が望ましいとされていますが、基準値を超えないためには、換気回数と換気量はいったどれくらい必要なのでしょうか。

生徒40名、先生1名、教室180k(60g×3m)の換気回数と換気量
対象換気量/時間換気回数/時間
幼稚園・小学生420㎡2.2回
小学生(高学年)・中学生601㎡3.2回
高校生・大人820㎡4.4回

『学校環境衛生管理マニュアル』(文部科学省)より抜粋

ヤガミでは、室内の二酸化炭素濃度を測定し、アラーム表示とアラーム音で周囲環境の換気を促す“CO2モニター”を取り扱っております。教室に設置しておけば、室内の二酸化炭素濃度変化を見ることができるようになり、換気のタイミングも一目瞭然です。


6533500CO2モニター CO2-M1

二酸化炭素の濃度が高くなると眠たくなったり、気分が悪くなったりします。換気回数が極端に少ない場合、児童生徒への健康や学習に影響を及ぼす事も考えられます。
是非とも、“CO2濃度計”を適切な換気の実施にお役立てください。